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【長崎で起業し活性化を目指す】~株式会社PAL FLAGs 編~

今回は「株式会社PAL FLAGs」のBuild Spaceに訪問し、代表取締役の宮川智慧様にお話を伺いました。
PAL FLAGsのホームページはコチラ

株式会社PAL FLAGs代表取締役 宮川智慧さん。
在学中に起業し、精力的に活動しています。

≪訪問のきっかけ≫
 2021年5月に宮川さんが、在学中でありながら起業したという話を聞きつけ、翌月12日のBuild Space開所当日に訪問しました。その場所に行くと、起業にあたり様々な繋がりの中で実現できたことも感じましたし、想いも感じることができました。その反面、実際にどのような事業プランなのかも気になりました。その時も話はお聞きしたのですが、改めて3カ月経過した今、お話を伺う機会をいただきました。

≪なぜ起業したのか≫
 起業した理由や思いについてはコチラをご覧ください(手抜きではないです)。

一緒に活動するメンバー。
安心して楽しく活動する場所、それがBuild Spaceです。

 活動を続けたくても続けることができなくなった悔しさや戸惑い、新たに学生団体を立ち上げてからの葛藤や反省など様々な経験を積みながらも、この活動を継続・発展させていきたいとの思いが強まり起業に至った経緯や周囲との繋がりを大事にしていきたいという気持ちを感じることができました。
 立ち上げた学生団体もしっかりとバックアップしていくことで、活動の継続性も見込めることから、関係機関の安心感にも繋がっているのでしょうね。

Build Spaceのサポート企業。
ただロゴを掲示するだけではなく、Tシャツにして
掲示するのも面白いですね。

≪起業してから3カ月。現在の状況は≫
 起業してから3カ月を経過して現在の状況を伺ってみると、大変な面もありつつ、いい意味で予想外の動きが生まれているようです。
 その一つが、株式会社長崎再興とのパートナーシップ契約の締結です。お互いの強みを生かした事業を展開していくことで合意したそうですが、PAL FLAGsの強みはやはり学生や高校生など若い世代との繋がり。若者に向けたI T関連や教育関連イベント、就職に関するサービスなど幅広い分野において、長崎における若者定着と新しい産業の創出などを目的に取組んでいくなかでBuild Spaceが、プログラミング教室の場として、また学生や高校生など若い世代にとって、楽しく学びながら地域との繋がりを創出していく「コミュニティ+α」の場として、さらに広がっていきそうです。 学生就職支援・学生団体支援・高校生コミュニティ運営・デザイン制作・広告PR事業を事業活動として掲げ、上記のように地域の活性化等に取組んでいることから、長崎市も注目し「長崎市創生プロジェクト事業」に認定され、9月16日には認定式もありました。

Build Spaceに入るとすぐに目に留まるボードに
認定証が掲示されています。

≪Build Spaceについて≫
 先述しているとおり、利用する学生達が楽しく学べて何か得るものがある場として立ち上げていて、実際に高校生の活動やその他イベントなどを開催しています。
 長崎再興とのプログラミング講座の場として、さらにファーウェイ・ジャパンが取組んでいる「未来の種JAPAN」のICT研修プログラムなどにも参画することで、グローバルな交流の場としても展開できる可能性が出てきています。  地域にいながら様々な学びのきっかけや経験を深める場として、今後の動きが楽しみなスペースですね。

Build Space。
壁の絵は、現役高校生が描いてくれたそうです。

≪学生の就職支援について≫
 事業内容の一つにも掲げられている就職支援では、独自のコンテンツとして就職支援サイト「ミツカル」を開設しています。“オファー型新卒就活サービス”を行っているサイトですが、自身の体験も入れながら、新たな形となる学生と企業の出会いの場を作り上げていったそうです。自身の経験を通して、そこで感じた疑問・課題をいかに解決していくのか。そのために何が必要なのかなどを、学生の立場で考えて形にしていく。これにより新たなツールが生まれる、って凄いですよね。 ミツカルも就活の形を捉えながら、変化していくのでしょうし、新卒採用だけではなく採用後も継続的にサポートできるツールに発展させていきたいと考えているとのことでした。

みんなで意見を出し合いながらも、いかに楽しむかと
いうことを忘れずに企画しています。

≪今後の目標や展望について≫
 基本的なスタンスは、常に若い世代の思考・エッセンスを取り入れていき、その時その時の情報を発信していきたいということ。この点を考えると、やはりBuild Spaceは核となる場所だと感じました。実際に宮川さんも、今までお世話になっている人や企業との繋がりを大切にしながら、そのためにBuild Spaceを県内や県外(まずは九州)に展開していきたい、と考えているそうです。

発行する紙面も若い世代が目を引くデザインです。
ここにも「遊び」がありますよね。

≪まとめ≫
 活動をどうすれば継続できるのか、という想いから取り組み続けた結果、起業することになった宮川さんですが、やはり言われるのは“人との繋がり”が重要であるということ。
 その経験から後輩に伝えたいことは、「何かしらのコミュニティに属することで、考えや気持ちにいい意味で変化が生じていき、そして周囲もサポートしてくれるので、やりたいことに向けて自分自身をPushすることができますよ」ということ。
 「可能性を形に」。この視点を持って、PAL FLAGsは今後も事業を広げていくでしょうし、更なる展開に注目していきたいと思います。

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